・ストーリー
世界中がデジタルの発達により発生した寄生虫AIに支配されそうになっていた。寄生虫AIは核施設を乗っ取り、核保有国の核ミサイルを世界中に同時発射しようとしていた。それにより、世界中に戦争を起こすことが狙いであった。トム・クルーズ演じるイーサン・ハントはこれまでの実績から唯一阻止できる白羽の矢を政府から立てられた。制限時間72時間で世界を救えるのか?怒涛のアクションが繰り広げられる!
・キャラクター
イーサン・ハント(トム・クルーズ)・・・IMFエージェントのチームリーダー
ルーサー(ヴィング・レイムス)・・・ハントの仲間のハッカー
ベンジー(サイモン・ペッグ)・・・エンジニアから現場エージェントになった
キットリッジ(ヘンリー・ツェーニー)・・・CIAエージェント
グレース(ヘイリー・アトウェル)・・・IMFに加入する女泥棒
パリス(ポム・クレメンティエフ)・・・暗殺者
ウィリアム・ダンロー(ロルフ・サクソン)・・・CIA職員
ガブリエル(イーサイ・モラレス)・・・AIを操ろうと企む黒幕
・背景描写
仲間とのチーム戦で物語が進んでいく。無敵のイーサン・ハントも仲間の協力があってこそ成り立っている。潜水艦のシーンや洞窟、空中戦など多様な場面があり、見せ場が巧妙に作られている。服が破れて筋肉が露わになっているシーンも62歳とは思えないトム・クルーズの鍛えた体でアクションをこなしているのが見てとれる。
・音楽
音楽は聴き馴染みのある音楽が今作でも劇中、オープニング、エンディングともに流れている。やはり音楽が与える効果は大きいように思う。音楽を聴いたらこの映画だとすぐに想起させる効果があり、視聴者に印象を抱く映画となり得るからである。まだこれで終わりではなく、次を練っている段階だと公言しているので、またこの音楽が聴けることを期待している。
・テーマとメッセージ
ファイナルレコニングは前作のデッドレコニングとの二部作である。共通しているレコニングを辞書で引いてみると罰や精算という意味がある。これは過去の行いに対して報いがあると本作でのイーサン・ハントの身に起こることを暗示しているのが読み取れる。実際30年ぶりに登場したキャストもおり、今までの総集編であったと思う。また、デジタルが敵なのも現代らしい警鐘であり、アレルギー的に感じる人も多くいるのではないだろうか。また、核施設保有国を対象とした乗っ取りが行われることはテロであると同時になぜ核を保有しているのか日本人らしい視点で考えてしまうこともあるだろう。そういった時代背景を盛り込んだ作品となっている。
・関連する映画
トム・クルーズ主演の「トップガン マーヴェリック」を関連作品としてあげたい。2022年のこの作品はトム・クルーズお得意の空中戦が繰り広げられるアクション映画だ。この映画を観たときの衝撃は今でも忘れられない。それこそミッション不可能だとも言える境地を命からがら乗り越えるのはミッションインポッシブルとの最大の共通点と言える。音楽もノリノリなのでイケてるトム・クルーズを拝みたいなら必見だ!まだ観てない人はぜひミッションインポッシブルと合わせて鑑賞してほしい作品だ!
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