名探偵コナン 隻眼の残像 主人公はコナンじゃない?(ネタバレなし)

映画

2025年4月18日公開「名探偵コナン 隻眼の残像」を観たので鑑賞レビューをお伝えしたいと思います。

舞台は長野県八ヶ岳連峰にある未宝岳。そこで長野県警の大和敢助がある男を雪山で追う中、男の放ったライフル弾が彼の左目をかすめ、それと同時に起きた雪崩に巻き込まれて大和は負傷してしまう。それから10か月後、国立天文台野辺山の施設研究員が襲撃された事件を捜査するため、大和たちは現場へ駆けつける。ちょうどこの頃、施設研究員に知り合いがいる阿笠博士から国立天文台を見学しないかと誘われて、コナンたちも向かうことになる。

・登場人物

大和敢助・・・長野県警の警部。杖と隻眼は、10か月前のある事件を捜査中、雪崩に巻き込まれた際に負傷したもの。乱暴な口調と物騒な物言いで悪人と勘違いされることもある。
上原由衣と幼なじみで、諸伏高明とは小学生からの同級生でライバル。

上原由衣・・・長野県警の刑事で、大和敢助の幼なじみ。同級生の諸伏高明のこともよく知っている。

諸伏高明・・・長野県警の警部であだ名はコウメイ。三国志などを引用した比喩表現を好む。警察を辞め、音信不通になっていた諸伏景光は実の弟。

安室透・・・小五郎(コナン)の推理に感銘し、小五郎に弟子入りしたフリーの探偵。その後、毛利探偵事務所の下にある喫茶ポアロのアルバイト店員になる。実は安室透は偽名で、その正体は公安警察に所属している降谷零。

風見裕也・・・警視庁公安部の捜査官であり、階級は警部補。降谷零(安室透)を上司と仰ぐが、年齢は降谷の1つ上。

黒田兵衛・・・かつて右目を失うほどの大怪我をし、10年近く意識不明であったが、リハビリもかね、警視庁から長野県警に出向し、捜査一課長を務めた過去がある。

鮫谷浩二・・・警視庁刑事総務課・改革準備室に所属。小五郎が刑事時代の仲の良い同僚で、通称”ワニ”。10か月前に長野の未宝岳で起きた雪崩事故を捜査していた鮫谷は、事件ファイルに載っていた小五郎に連絡を取り、後日会う約束を交わす。

大友隆・・・長野県山中で炭焼き小屋を営む主人。危険が迫ったコナン達に避難場所として小屋を提供したりなど、寡黙だが人当たりの良い協力的な人物である。

円井まどか・・・長野の国立天文台野辺山に所属する施設研究員。阿笠博士の大学時代の後輩で天文台の教授である越智豊と共に働いている。

・今作の主人公はコナンを取り巻く大人たち

小五郎が熱くなるシーンを見れたり、公安の人脈をたどる推理があったりと大人がメインで場面構成されている。そのためアクションシーンが少なく見劣りするかもしれないが、公安の人間関係をよく観察しているとより作品が面白くなるだろう。

また、映画のテーマとして雄大な自然を利用してミステリーが行われている。長野県の国立天文台のパラボラアンテナや星空や未宝岳の雪山がある。自然が好きな人には刺さるかもしれない。

主題歌はKing Gnuの「TWILIGHT!!!」である。作者曰く、シナリオを読んだ段階でKing Gnuにお願いするイメージができていたと言う。

今年のコナンは大人向けだったのでエンタメよりも、シリアス向きのように感じた。実際そういったレビューも多い印象であった。

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