エドガー・アラン・ポー著の短編集が生誕200年を記念に発売されたので初めて読む推理小説の初々しい感想をお届けしたい。
筆者はこれまで映画小説ばかり読んできてしっかりとした推理小説を読んだことがなかった。そのため、しっかりとした推理小説を読んで感情を合理的に考えるきっかけになればと思い、先日読んだ文学評論に紹介されていたエドガー・アラン・ポーを読むに至った。
率直な感想は一文が長い印象を受ける。できるだけ多くの場面を想起させるために一文を長くして情報量を多くしているのが読み取れる。また、作品中に出てくる人物は限定的であり、読者がついていける内容に砕いてわかりやすくストーリーを紡いでいる。所々、難解な漢字は出てくるのだが、電子書籍で読めばすぐに辞書を引けて理解に苦しくない。
最後のオチに一気に盛り上がる印象があり、それまでは状況説明が詳しく展開されていた。
短編集は非常に読みやすくⅡで有名なモルグ街の殺人を読むにあたり、短編集は全て読んでおきたいところだ。ポーの推理に一度圧倒されたら推理小説の世界の扉が開かれることは間違いないだろう。
推理小説には合理的な考えや観察力を養う効果もあり、コミュニケーションにも役に立つので身につけたい教養の1つだ!
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