「秒速5センチメートル」実写版 会いたいのに会えない結末は?

映画

2025年10月10日公開 新海誠監督作「秒速5センチメートル」このタイトルの由来は作中に出てくる明里のセリフ「桜の花びらが落ちる速度は秒速5センチメートルなんだって」からきている。

・あらすじ

プログラマーとして働く遠野貴樹は会社にやりがいをなくしてうまく馴染めずにいた。会社に彼女もいたが、心の距離を縮めることができないでいた。そんな貴樹は子どもの頃よく親の都合で転校していた。そんな小学生の貴樹の元に転校生として篠原明里がやってきた。転校生の仲間意識からか次第に仲良くなっていき親しい友人となり2人で行動を共にするようになった。

2人は天体という共通の趣味を持っていた。そんな折、明里が栃木に転校することになってしまう。離れ離れになりながらも文通をしてなんとかつながっていた2人であった。1991EV惑星は2009年3月26日に地球に衝突するころには30歳になっているからその時にまた会おうと2人で約束したのであった。

現在の明里は本屋で働いていて子どもの頃の思い出を大切に天体に興味を持っていた。そんな2人が交錯する場面がいくつかあるが、、、。

・鑑賞後の感想

めっちゃエモい。

離れ離れになって別れた2人が間接的にしかすれ違うことができず、ずっと出会えないままで会いたい気持ちがすごく伝わってくる作品。

ハッピーエンドでもバッドエンドでもない。

実際好きな人に会えない現実感があってとても大人びた印象。大人ほど楽しめる。

過去に好きな人に好きって言えずに恋が終わってしまった人にはとても心に響く作品だと思う。人間の感情を映画で表現する映画本来の良さを味わえていい作品であった。

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