常勤か非常勤か人生を物語で捉えよう!自分の人生小説を書いてみよう

フリー写真 ブログ

常勤で働くのは当たり前そんな価値観の人も多くいる一方、様々な理由で非常勤で働きたいという価値観の人も多くいるのが事実である。また、常勤で働きたいけど非常勤でしか雇われないという人もいるに違いない。ここでは30代を目前に常勤で働く方がいいのか非常勤で働き続けるのか筆者の選択を経験とともにメリット・デメリットそして人生設計を紹介する。

常勤か非常勤かどちらを選ぶかは人生を物語化して考えよう

最近読んだ本でこんな本があった。物語思考「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術(幻冬舎 古川健介)

この本は自分の人生を物語化してイレギュラーなことが起きた時に対処しやすくするといった内容を紹介している本である。これを常勤か非常勤化決めるのに自分の物語を書いて言語化しようというのが今回の思惑だ。

自分の人生を小説のように物語にして言語化することではっきりと自分の人生と向き合って進むべき道を作成しておくことが思いつきで行動せずリスク管理になるのではと思う。

常勤のメリット・デメリット

メリット1:ボーナスがもらえる

常勤の大きなメリットは非常勤にはないボーナスがもらえることだ。ボーナスは大企業であれば4ヶ月分など大きい。業績が安定している会社であれば高額のはずだ。しかし、業績が不安定になるとボーナスから減額されることになるので中小企業であれば抑えられている傾向が強い。

メリット2:有給休暇の日数が多い

有給休暇はひと昔前に比べ、だいぶ取得しやすくなった。有給休暇をまとめて取得したい人や休みを有効活用して旅行したい人は常勤で働く方が給料を多くもらえる。

メリット3:雇用保険に加入できる

ボーナスと並んで最初に思いつくのが雇用保険に加入できることではないだろうか。会社が肩代わりしてくれる分もあり年金も常勤でいる方が納める額が多くなるので必然的にもらえる金額も多くなる仕組みだ。

デメリット1:任せてもらえる仕事が多くなり責任が増える

常勤で働く分仕事が増えて残業の発生や欠員スタッフの分まで担当することが発生するので業務の負担が大きくなる。

デメリット2:勤務時間が長い

常勤は週40時間以上勤務が基本なので単純に1日8時間と就業時間が長い。また、週5日で勤務しなければならない。企業によっては週4日勤務としているところもあってそういった場合は1日10時間勤務としている。時間の融通が利かないのが一般的である。

デメリット3:勉強時間を確保できない

勤務するだけで精一杯で資格取得や幅を広げて勉強することができない点がある。副業に手を出すのも難しいだろう。今の仕事に納得して従事しているのでなければストレスを感じてしまうだろう。

一方、非常勤の働き方のメリット・デメリットをまとめて整理していこう。

非常勤のメリット・デメリット

メリット1:健康第一で働ける

30歳近くになれば誰もが気にする健康というテーマ。無理のない働き方で継続的に働いていくにはどうすれば良いか考えなければいけなくなる。身体に疾患がある等の理由で週5日働くのが難しいという人も出てくるだろう。そんな時に時短勤務という手法で非常勤として今までしてきた仕事の範囲内で働くという道も選択できる。

メリット2:副業ができる

非常勤で勤めていれば空いた時間が生まれる。その空いた時間で副業をして収入をカバーするという手段も選べる。また、好きな副業を選んで楽しみながら働くこともできる。週5日働くのが難しい人は非常勤と副業で週5日分働いて仕事のステータスを維持することも賢明な働き方だ。

メリット3:責任が軽い、残業がない

非常勤になると単純な仕事を任されるようになり、仕事が楽になるだろう。これは良し悪しだが、難しい仕事ができず楽して働きたい希望であれば非常勤として働くのを絶対おすすめする。そして自分にもできる仕事での職場選びが大切な行動である。探せばできる仕事は必ずあるはずなので絶望したり落ち込んだりしているのなら適正な職場選びが不可欠だ。

また、残業まで働かされることも減るだろう。早く家に帰って家事や勉強に時間を割くことができる。

メリット4:時間の融通を利かせられる

育児や介護で世話しなければならない人には時間の融通を利かせられることが大きい。収入は必要だが、どうしても外せない用事がある。人生のある段階でこういう時期が訪れるのは誰にでもある。決して他人事ではない。

何かと仕事を両立して働くには非常勤として働くのがベストな選択肢になり得る。もちろん完全フリーランスとして働くという手もあるが、誰にでもできるという観点からすれば非常勤と言える。

デメリット1:年金の受給額が減る

社会保険に加入していない分、健康保険と国民年金は自費で支払うことになり、国民年金分しか老後支給されないのではと不安になるかもしれない。会社の社会保険に加入していれば会社が半分肩代わりしてくれて老後の支給額も上がるのでこれがない分のデメリットはある。しかし、そのデメリットを補う制度がある。

それが、国民年金基金である。これはフリーランスや会社の社会保険に未加入の人が個人で積み立てて老後に受け取れる仕組みである。しかも、これは納入額を設定できるため多くもらいたい人は毎月納入額を多くしていればいい。

終身雇用が崩壊した今、年金の納め方も多様化しているのだ。

デメリット2:年収が低くなる

これは当然のことであるが、働く時間が短くなる分年収が減るという最大のデメリットである。また、ボーナスも支給されない。たくさん稼いでたくさん消費する経済活動に生きがいを感じる人にとっては非常勤はおすすめできない働き方である。

自分の年収はどのくらいが身の丈に合っているか見定めることが大事だ。理想の年収を述べて生きづらくなるようでは生きるのが下手である。時間とお金のバランスを考えるのが働き方の選択だ。

ここで物語思考を実践して筆者がどういった人生設計をするのか試しに物語をつくってみることにする。

筆者の物語

健吉(筆者)は、現在1人暮らし独身の28歳男だ。職業は放射線技師一生安泰かに思えたが、仕事が合わず転職を何度も考えているような若者だ。そんな健吉でも、クリニックで働くことは性に合っていた。転職に悩む中、ライターという仕事がしたいと強く願うようになった。文章が好きということもあったが、健吉には障害もあった。統合失調症である。必死に仕事を探して統失患者にはライターが多いことがわかってきた。そこで自分をマジョリティーに当てはめるようにライターを始めたのである。

放射線技師をやりつつライターをやるには常勤では休日を潰してやることになる。そこまでやったら疲れてまた統失の症状が現れる。そんな不安から健康第一で時間の融通を利かせられる非常勤のクリニック勤務という選択をすることになった。幸い放射線技師の単価はよく、大学で専門的な勉強を頑張って国家資格を取得した恩恵からか時給2000円もらえる職場がほとんどであった。

クリニックでの仕事内容は内科か整形外科の一般撮影つまりレントゲンを撮る仕事がほとんどなのでスキルさえ身につければ食いっぱぐれることはない。

一方、ライターの仕事内容はオンライン上で仕事に申し込んで文章を書いて納品するという個人でできるフリーランス的働き方だ。仕事を受注しなければならず営業活動は必要だが、文章を書くスキルさえあればいいので難しくてできないことはない。形にはなるものを書くことができる。また、パソコンで文字を打つことを全く苦に感じないので好きということの現れでもあるずっと続けていきたい仕事だ。しかし、収入は少ないため生活の足しになる程度の稼ぎだ。

放射線技師とライターの両立が健吉の生涯の仕事となるであろう。これは悩み抜いてこれしかないと決めてやっていることなので今後10年、20年、30年続けていくつもりである。

常勤として働くには障害が完治することがない限りリスクが大きいというのが健吉の見立てだ。もちろん今後5年、10年と治療を続けて完治の兆しが見えるかもしれない。でももう病気になってから13年が経っていた。病気と共に生活してきたようなものだ。病気との向き合い方もわかってきて症状が出ないようにストレスを溜めないように生きる健康志向そのものだ。

そう考えると医療職であることも納得できる。人生納得して生きるというのが親からの教えだ。納得するには挑戦が必要だ。これまでたくさん挑戦し、自分の適正を見極めてきた。そしてこれからも挑戦するだろう。

現在の頭の中はこんな感じだが、これからについても少し筆を進めよう。

まず30歳になるころには彼女がいる予定だ。寂しさを紛らわすと共に若さゆえの楽しみとも言えるだろう。

そして、35歳では収入も一定以上あり、結婚が見えてくるがこれは良し悪しがありするもしないも自由ということにしておく。結婚はしてみたいがいまだに幸せの基準に結婚の2文字を見出せていないので結婚=幸せではないという少々ひねくれた考えをしている。

続いて、結婚の話になると子どもを持つかどうかということになるのだが、これは決まっている子どもは欲しくない。自分の時間が奪われるし、育てたくないし、第一子どもが嫌いだ。あまり書きすぎると気分がよくないのでこのくらいにしておく。

そして、40代では面倒くさくなる時期である。なんで生きているのかわからないし転職もできない。キャリアアップも望めない中何を頼りに生きていけばいいのか、目的を作っておこう。本を出版しよう。そして印税収入を得るのが夢。

50代では老後のコミュニティ作りを退職する前にしておこう。例えば、趣味の音楽でコミュニティを作るなど。退職した際に孤独で鬱病になることだけは避けたい。

60代になってから死ぬまでの間には2000本映画を見たい。これまでの自分の人生と映像の中の人生に共感して心を豊かにしていたい。

老後の資金についてはそんなに心配していない。なぜなら統失患者は一般人より10年や20年寿命が短いからである。諸説あるが、この線は濃厚だと思う。認知機能障害であり、加齢により認知機能が衰えるのが早いと思うからである。長生きしても動けないのではどうしようもないしこの点、わたしは肯定的である。

以上がわたしの人生小説だ。いかがだったでしょうか。書いた感想はもっと深掘りできるところも沢山あるなと思う。書きすぎると、長文で覚えきれないので少なめが理想だ。

結論

常勤と非常勤のメリット、デメリットを整理して譲れない条件を天秤にかけることで最終判断を下そう。そして、選択した働き方に責任を持とう。自分の欲求に素直になることが生きやすい生活を送るには不可欠だからだ。

例ではあるが筆者は生涯非常勤という働き方を選んだ。なぜなら、身体を壊したら働けないため健康第一は譲れないと年齢が上がるにつれ実感しているとともに時間の融通を利かせて文章を書く仕事を生涯続けたいと判断したからである。

その代わり、ボーナスは諦めて年金の額も少なくなるというデメリットはあるが、贅沢したいかどうかの話だからと割り切っている。

メリット・デメリットを整理して常勤のメリットが非常勤のデメリットになり、その逆もまた然りであった。しかし、筆者の経験上は非常勤の方がメリットが大きく自由度が高いため働き方も柔軟になると思えた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました