三宅香帆著「好き」を言語化する技術を読んだのでポイントを紹介します。
まず、アドバイスからクリシェと言う概念があり、これはありきたりな言葉と言う意味なのですが、これを使わないと本当に話のネタが増えるそうです。また、「よかった」と言う感想の理由を妄想を広げるイメージで書くと感想のネタが広がると言うのが第1章、第2章の趣旨でした。
そして、ズバリ言語化とは何か、それは細分化のことです。いかに細かく言葉にしているかが言語化だと言うことです。重要なのは語彙力ではなく細分化であると断言しています。
本の後半の内容は文章のテクニックについて述べている印象でした。
特にネタを広げる話は自分にもとても参考になりました。レビューに応用していこうと思います。
著者の三宅香帆さんはアイドル好きで推しについて言及する文章が目立ちましたが、推しとは映画や本など自分の好きなものであればなんでもいいそうです。
著者がこの本を書こうと思ったきっかけはSNSの時代に言葉のナイフが飛び交っているのを見て、自分の言葉をつくることで他人の言葉をナイフではなくすことが目的だそうです。
時代とともにこういった言語化の概念が大事になってきた背景にも納得がいきました。
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