垣根涼介著「室町無頼 上」を読んだので2025年1月に公開された映画とともに気づいた点をご紹介します。
小説の室町無頼は棒使いの才蔵の登場シーンから始まり、骨皮道賢に拾われるところから物語が動き出す。しばらく骨皮道賢の生業の話が続いた後、道賢は腕に傷を負う。その治癒のために、かつての恋人芳王子を訪ねる。芳王子が治癒してくれる様子を道賢の視点から描いている。今も芳王子に惚れていることが読み取れる。
芳王子と別れてしまった原因は蓮田兵衛という兵法者であった。蓮田は芳王子の現夫である。蓮田と道賢の一騎打ちのあと2人は和解して今の仲となる。
そんな蓮田に道賢は才蔵を預けることにする。そして、蓮田は才蔵を見込んで修行へと向かわせるのであった。。。
これが室町無頼 上の大まかな内容である。一方、映画は下巻とともにひとまとめにして上映しているので道賢の視点で描かれているところがカットされていて、芳王子と道賢の関係などは明かされていなかった。
しかし、重要なところはフィルムとなっており、非常に観て気持ちのいいものとなっている。
映画もとても評判がよく、友人から勧められて筆者も鑑賞した。
小説とセットで楽しむにはもってこいだ。現在、アマゾンプライムビデオで配信されているので見逃した人は要チェックだ!
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